中央競馬の勝負服は馬主が服色の登録を行い、調教師が管理します。
その指定されたものを騎手が着ているわけです。
現在のレースで一番多く出走してくるレースは18頭。
たくさん馬を持っている馬主さんは、同じレースにたくさん出走してくることがあるわけです。
通常は帽子の色(枠)で判断ができますが、同じレースに2頭、3頭と出てくるときがあるので、そのときは帽子を染め分けにする(染め分け帽)ことをします。
同じ馬主さんの馬が2頭同じ枠に入ったときは4つ分け帽を使用しますが、これについては、たまに見ます。
九州産の新馬、未勝利、オープンなど同じ馬主さんが持つ馬がたくさん出る場合でも、不思議と枠順抽選で3頭が同じ枠というのがありませんでした。
しかし、今年になって8月10日の新潟11Rでテレビにパドックの模様が映っているときに、染め分け部分が細い帽子をかぶっている騎手がいることに気づき、なぜかと思ったら、同じ馬主さんの馬が3頭同じ枠に入っているとのこと。
すなわちこれがワタシが1度は見てみたいと思っていた8つ割染め分け帽ですわ。
案外、恰好は普通でした。
このレースについては未チェックでした。
前述のように九州産でなると思い込んでいましたから、一般レース、それもメインで実現するとは…。
なお、このケース、1963年に8枠制導入以降、同一枠に同一馬主の馬が3頭入ったケースが初めてだった。ただ、6枠制のときに同一枠に同一馬主の馬が3頭入った記録があるものの、このときに8つ割帽をかぶっていたかということについては、記録がなく不明だとか。(現場の人{放送業界}からのツイートにて)
(このときの馬主は吉田照哉さんでした)
そして、今日小倉で行われたひまわり賞。前日に出走表を見たら、テイエムの馬が3頭同じ枠に。2度目の8つ割染め分けです。
走っているときにどうかと思ったのですが、この馬が上位入線しなかったので、さほど印象に残りませんでしたなあ。
次の8つ割染め分けはいつに…。